水耕栽培で花は育つ?【ハイドロボール】を使ってパンジーの種まきに挑戦
モカ
わたしのポケットガーデン
ハイドロボールは、繰り返し洗って使える、経済的でエコな園芸資材。
この記事では、ハイドロボールの再利用方法について、ステップごとにわかりやすく解説します。
根やゴミの取り除き方から消毒、乾燥そして保管方法までおさえれば、いつでも清潔なハイドロボールでガーデニングを楽しめますよ!
ハイドロボールは、粘土を高温で焼成して作られたボール状の多孔質な素材。土の代わりに使うことができ、観葉植物や野菜の水耕栽培などに広く利用されています。「発泡煉石」「レカトン」と呼ばれることもあります。
ハイドロボールの特徴
半年に1回程度を目安に、ハイドロボールの洗浄や交換をしてきれいにしてあげます。
また、以下のような状態になった時も洗浄や交換を検討しましょう。
ポットから植物を取り出したら、根っこやゴミを取り除きます。
ボールなどに水とハイドロボールを入れ、洗いながら残った根っこやゴミを取り除きます。ボールとザルで洗う方が作業しやすいので、専用にひとつ持っておくと便利。ただし、小粒のハイドロボールは、ザルの溝に挟まりやすいのが難点です(´Д`)
またSNSで見かけたアイデアですが、割りばしを使った方法もおすすめ。
底の方からよくかき混ぜていると、長い根っこや見落としていたゴミがからめとられて掃除しやすかったです。
以下のいずれかの方法で消毒をします。
【熱湯消毒】
熱湯をハイドロボールに回しかける。
または、数分間熱いお湯に浸けておく。
【煮沸消毒】
鍋などで30分程度煮沸する。
ハイドロボールを多く使用する方は、煮沸専用の鍋があると便利です。
工程の中で、いちばん時間がかかるのが乾燥させる作業。天日干しや室内で自然乾燥させようとすると、少なくとも2、3日はかかります。
また、ボールなどに入れたままだと、底の方がなかなか乾きづらく手間がかかりました。大きめの容器やシートなどに広げて、できるだけ重ならないようにするのが速く乾かすコツです。
保管するときに大事なことは、しっかり乾燥させてカビを発生させないことです。
しかし、「本当に中までしっかり乾いているかな?」と不安に感じたり、どんな容器で保管すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで、私は「次の植え替えまでの日数」を基準に保管方法を選んでいます。
【1ヶ月以内に使用する予定がある場合】 通気性の良い袋に入れ、風通しの良い場所で保管します。
【1か月以上保管する場合】
密閉性の高いジッパー付き袋や密閉容器に、シリカゲルなどの乾燥剤を一緒に入れて保管します。
保管場所は直射日光を避け、涼しく乾燥した場所を選ぶとカビ予防になるそう。
実際に私は、この方法でこれまでカビが発生したことはありません。
定期的に、カビが生えていないかチェックするとさらに安心ですね。
再利用が難しくなったハイドロボールは、不燃ごみとして処分することが多いようです。 ※ 処分する際は、必ずお住まいの自治体のルールに従ってください。
狭いベランダで培養土を再生していた時は、手間・時間・お金がかかるうえ、土の総量がどんどん増えてしまうのも悩みの種でした。ハイドロボールは繰り返し使用することができる環境にも優しい園芸資材です。しかも、再利用方法はとてもカンタン!
ハイドロボールを適切にメンテナンスして、これからもガーデニングを楽しみましょう