土の処分がいらない!ハイドロボールで挑むネモフィラの水耕栽培 11・12月編
モカ
わたしのポケットガーデン
ガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土がたまって困る…
そんな経験はありませんか?
多くの自治体では土の収集を行っておらず、いざ捨てようと思うと結構大変。
再利用する方法もありますが、手間と時間がかかるため、ちょっとハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、今回は可燃ごみとして捨てられる【木から生まれた土】を使って、アリッサムの栽培にチャレンジしてみました!
また、一般的な「種まき用の土」と比べながら、成長の様子や育てやすさなども徹底チェックしてみたいと思います。
この記事では、「種まき用の土」との比較だけでなく、種まき手順や発芽までの様子、失敗エピソードなどをお届けします。
アリッサムはアブラナ科の植物で、地中海沿岸が原産地。
1つの茎にたくさんの小さな花をつけ、絨毯のように広がっていきます。
また、花が咲くと甘い香りも漂わせます。
花色は白、ピンク、紫、クリーム色など多様です。
冬の寄せ植えや花壇のふちどりには欠かせない、名わき役ではないでしょうか。
アリッサムの花言葉は、花の色によっても異なるそうです。
小さな花をたくさん咲かせる美しい姿や、無くてはならない存在感を感じさせますね。
いろいろなメーカーさんから「捨てられる土」の販売があります。
一般的には、ピートモスやココピート、木質チップなどの植物性原料が使われています。
今回使用した株式会社ハイポネックスジャパンさんの【木から生まれた土】は、建材の端材などで作られているそう。
だから、土というより木屑を触っているような感触なんですね。
軽量で繰り返し使え、使い終わったら可燃ゴミとして処分することができます。
私と同じように、土の廃棄に悩む方にとってはとても便利なこの商品。
しかし、軽い素材であるがゆえに高さのある植物には向かない、また土が乾燥しやすいという注意点もあります。
果たして、この土はアリッサム栽培に向くのでしょうか?
今年も残暑厳しく、11月になってようやく涼しく感じましたね。
種まきしたのは、11月6日。
この時期の最高気温は15~24℃、最低気温は、8~15℃でした。
今回、私が使用したものはこちら☟
種まきから発芽直後までの様子を、詳しくご紹介していきましょう。
つまようじで簡単に穴を開けられます。
穴から余分な水が排出されやすくなります。
今回使用したのは、100均で見つけた種まき用ポット。
ポットは紙製で、1つずつ切って使ってもOK。
【木から生まれた土】は、水を含むと量が減ります。
しかも、最初はなかなか水を吸収してくれません。
少しずつ水をあげながら、目減りしたらまた土を入れるという作業を、何回か繰り返しました。
つまようじを使って、種を1粒ずつ並べます。
ひとつのポットに約7粒。
何粒発芽してくれるか楽しみです( *´艸`)
種の上に、うすく土をかけたら、日の当たらないところに置いて発芽を待ちます。
念のため、新聞紙も使って日が当たらないようにしました。
最初は、底面潅水でも水やりをしようと思ったのですが、想像以上に土が乾かなかったので止めました。
表面が乾くようだったら、霧吹きで保湿させるぐらいでもいいと思います。
夏のような暑さがなく、涼しい気候だったのも良かったのかもしれません。
天候や環境によって状況は変わると思います。
発芽までは、土の表面が乾かないよう注意しましょう!
通常は、7日~10日で発芽するとのこと。
今回は、7日目でひとつめの発芽を確認!
最終的に発芽したのは、4~7粒でした。
発芽したら、徐々に日が当たる場所にお引越しです。
両方とも、7日目で発芽を確認!
写真では見にくいのですが、小さな芽が見えはじめています。
たった2日で、かわいい双葉がこんなに出てきました。
ポットによって多少差がありますが、発芽率も良さそうです。
ちょっとだけ【木から生まれた土】のほうが、成長が早い?
最初の発芽を発見してから、およそ1週間で芽が出揃いました。
成長はうれしいのですが、徒長してしまったものも‥
ここまでは、土の違いによる成長の差はあまり感じませんでした。
最終的に発芽したのは、両方とも4~7粒。
「種まき用の土」と【木から生まれた土】の発芽率は変わらないという結果でした!
種をまいた後は、乾かないよう適度に湿度を保つことが大切です。
【木から生まれた土】は乾きやすいと書かれていたので、種まきには向かないかな?と心配していたのですが、予想に反して意外と乾かなかったんです。
むしろ「種まき用の土」のほうが水やりをしていたぐらい。
ポットの中に、ギュウギュウに土を詰め込んだからでしょうか⁇
栽培条件が違えば結果は変わってくるかもしれませんが、発芽までの管理がとてもラクに感じました。
唯一デメリットとして感じたのは、量が減ること。
使い始めほど減りやすかったので、時々土を足していました。
一般的な培養土とはちょっと感覚が違うので、注意が必要ですね。
これからも、一般的な培養土での栽培と比べてどのような点が違うのか、また注意点があるのか検証していきたいと思います。
今回の挑戦では無事に発芽しましたが、「もっとこうすれば良かった!」と思うこともあります。
課題:紙ポットが壊れやすい
対策:紙製より、プラスチック製のポットがおすすめ
100均で購入した「種まき用紙ポット」はコストパフォーマンスが良く、期待して使い始めました。
しかし、この【木から生まれた土】を入れたポットだけ、どんどん柔らかくなり壊れやすかったんです。
それだけ土が水分を含んでいるということでしょうか‥
壊れにくいプラスチック製のポットや育苗トレーなどを使った方が安心かもしれません。
【木から生まれた土】を使ったアリッサムの種まきに挑戦し、分かったことをまとめました。
第一段階は無事クリアしましたが、これからの成長と開花はどうなるのか?
次回の記事もぜひお楽しみに!