水耕栽培で花は育つ?【ハイドロボール】を使ってパンジーの種まきに挑戦
モカ
わたしのポケットガーデン
ガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土がたまって困る‥
そんな経験はありませんか?
多くの自治体では土の収集を行っておらず、いざ捨てようと思うと結構大変。
再利用する方法もありますが、手間と時間がかかるため、ちょっとハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、今回は可燃ごみとして捨てられる【木から生まれた土】を使って、アリッサムの栽培にチャレンジしてみました!
この記事では、3~5月の様子だけでなく、一般的な「培養土」との比較や使用感を詳しく解説しています。
いろいろなメーカーさんから「捨てられる土」の販売があります。
一般的には、ピートモスやココピート、木質チップなどの植物性原料が使われています。
今回使用した株式会社ハイポネックスジャパンさんの【木から生まれた土】は、建材の端材などで作られているそう。
だから、土というより木屑を触っているような感触なんですね。
軽量で繰り返し使え、使い終わったら可燃ゴミとして処分することができます。
私と同じように、土の廃棄に悩む方にとってはとても便利なこの商品。
しかし、軽い素材であるがゆえに高さのある植物には向かない、また土が乾燥しやすいという注意点もあります。
果たして、この土はアリッサム栽培に向くのでしょうか?
11月6日に種をまき、7日目でひとつめの発芽を確認!
最終的に発芽したのは、各ポット4~7粒でした。
種まきから109日目、同じタイミングで花が咲き始めました!冷え込みが厳しいにも関わらず、どちらの土の苗も大きな差はなく、順調に成長してくれています。
また、管理のしやすさや使用感については以下のような違いがありました。
私が住んでいるのは、「暖地」と呼ばれる地域です。
今年の3月平均気温は最高気温16.0℃、最低気温5.4℃でした。春本番のような温かい日もあれば、冬に逆戻りしたかのような凍える日もあり、寒暖差が激しいです。
セリアのスリットポット(直径13㎝)に植え付けました。次々と花が咲いてきましたよ。
小さな苗たちは、大きめの鉢に寄せ植えすることに。
パッケージの写真はこんもりと密に広がっていたのに… 間延びしたような感じで、想像とだいぶ違う姿になっています(。´・ω・)?
4月平均気温は、最高気温20.7℃、最低気温11.2℃でした。
どちらの土の苗も、写真のように茎がどんどん伸びていきます。
シーズン真っただ中ですが、切り戻してわき目を増やす作戦に挑戦。どうかまとまりのある姿になりますように!
たくさんの花が咲いてくれたものの、なんだかまとまりのない感じで残念…
切っても切っても、こんもりとは程遠い姿になってしまいます。
「培養土」の片づけはここからが大変。苗と土を選別し、処分するにも手間がかかります。反対に、【木から生まれた土】は苗と土をそのままゴミ袋に入れるだけ。土と苗の選別作業もなく、あっという間に終了です。 さらに、【木から生まれた土】は再利用することもできます。 新しいお花や野菜の栽培に活用してもいいですね♪
「培養土/種まき用の土」と【木から生まれた土】を使って、アリッサムを種から育ててきました。全体を通して、成長の違いや土の特徴、使用感についてまとめました。
栽培環境などによって異なることもあるかもしれませんが、今回の結果が皆さんのお役に立てば幸いです。
成長の違い
どちらの土も、成長に大きな差はみられませんでした。
月/項目 | 種まき用の土/培養土 | 木から生まれた土 |
11月/種まき~12月 | 1ポットに7粒ずつまいて、4~7粒発芽 | 1ポットに7粒ずつまいて、4~7粒発芽 |
1月~2月 | 安定して成長 | 安定して成長 |
3月/植え付け | 開花スタート | 開花スタート |
4月 | 茎が間延びしてしまった | 茎が間延びしてしまった |
土の特徴/使用感
比較項目 | 種まき用の土/培養土 | 木から生まれた土 |
重さ | やや重い | 軽い |
水やりしやすさ | 土がふわっと浮いて、小苗が土に埋もれがち | 最初は水分を吸収しにくく、水を含むと量が減る土が浮くことはほぼなし |
土の乾きやすさ | 3~7日に1回 | 3日~7日に1回 乾きやすく感じることはなかった |
処分方法 | 自宅に敷地に捨てる 販売店・産廃業者に回収依頼するなど | 可燃ごみ |
再利用 | 可能 | 可能 |
株式会社ハイポネックスジャパンの【木から生まれた土】という捨てられる土を使って、アリッサムの栽培にチャレンジしてきました。
種まき時期が遅かったうえに、何度か切り戻しもしたので花を楽しむ時間が短くなってしまったのが残念( ノД`)シクシク… しかし、かわいらしい白い花を咲かせられてうれしかったです。
間延びする原因は「日照不足」や「肥料の与えすぎ」などが考えられるようです。また栽培に挑戦して、カーペットのような理想的なアリッサムを咲かせたいなあと思っています。
【木から生まれた土】は軽くて扱いやすく、最後は可燃ゴミに出せる手軽さが、忙しい方や初心者にもピッタリ!私は乾燥しやすいと感じることなく、従来の培養土と同じような感覚で育てられたのが印象的でした。
一方、一般的な「培養土/種まき用の土」も、様々な植物に対応できる安心感があり、扱いに慣れている方や自分好みの土配合を楽しみたい方には心強い存在です。
どちらの土にもそれぞれの良さがあります。ライフスタイルや育てる植物によって自分に合う土を選ぶことが、ガーデニングをもっと楽しむための秘訣ではないかなと改めて感じました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!