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ペチュニア水耕栽培の失敗談|原因と成功のコツまとめ

ハイドロボールに種まき後、発芽したペチュニアの苗
モカ
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こんにちは、モカです!ハイドロボールを使った水耕栽培にハマり、いろいろなお花の栽培に挑戦しています。これまで「パンジー」「ネモフィラ」「アリッサム」「千日紅」の栽培に成功してきました。しかし、今回のペチュニアはなんと種まき後2ヶ月で全て枯れてしまい大失敗( ノД`)シクシク…

ペチュニアの種まきは土栽培でも大変ですが、水耕栽培はさらにむずかしさを痛感しました。

でも、失敗は成功のもと!

この記事では、ペチュニア水耕栽培でうまくいかなかった原因と、次回に向けた改善ポイントをまとめています。

なぜ水耕栽培?ペチュニアにハイドロボールを選んだ理由

ガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土の処分に困ったことはありませんか?
多くの自治体では土の回収を行っておらず、マンションや庭のない住宅では「捨てる場所がない…」という悩みもよく聞かれます。

そんな中で注目したのが、土を使わない水耕栽培
中でも「ハイドロボール」は、軽くて清潔、再利用もできる便利な培地です。
初心者でも扱いやすく、ベランダや室内でも気軽に始められるのが魅力です。

今回はこのハイドロボールを使って、ペチュニアの栽培に挑戦してみました。

水耕栽培用の培地 ハイドロボールとは?

掌にのせたハイドロボール

ハイドロボールは、粘土を高温で焼成したボール状の素材です。

土の代わりに使うことができ、観葉植物や野菜の水耕栽培などに広く利用されています。「発砲煉石」「レカトン」と呼ばれることもあります。

ハイドロボールの特徴

ハイドロボールの特徴を示した図解。空気や水分を理想的に保つ、軽量、無菌で清潔、再利用できる

今回、私が使用したハイドロボールは小粒タイプで、種まきに最適です。

園芸店、ホームセンターなどでも手軽に手に入るので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ペチュニアってどんな花?

ペチュニアはナス科の一年草で、春から秋まで長く咲き続ける人気の花です。
花言葉は「心の安らぎ」。赤・紫・ピンク・白など、豊富な花色が魅力で、ベランダや玄関先を華やかに彩ってくれます。店頭でもたくさんの種類が並び、夏シーズンの代表格とも言えるお花ではないでしょうか。

ペチュニア水耕栽培の失敗原因4選

今回の挑戦を通して感じた失敗原因は、種まき方法温度管理光量不足水分管理の4つです。それぞれの改善ポイントを含めて詳しく解説していきます。

失敗原因①:種まき方法

掌にのせた、黄色いペチュニアの種

写真を見ると、種はそんなに小さく感じられないかもしれません。しかし実際にはペチュニアの種は非常に小さく、扱いやすくするためコーティングされています。

ハイドロボールの上に、ペチュニアの種をまいている

種まきしてコーティングが溶けた後に、隙間に種が落ちていってしまったようです。

6つのポットにハイドロボールが入っており、隙間から小さなペチュニアの芽が顔を出している。

各ポットに4粒ずつ種まきし1~3つ発芽、発芽率は58%という結果でした。

商品パッケージに記載された発芽率は75%なので、残念ながら土栽培には及びませんでした。

改善ポイント

スポンジなどクッションになる素材に種まきする

失敗原因②:室外に出すタイミング

6つのポットにハイドロボールが入っており、隙間から小さなペチュニアの芽が顔を出している。

徒長を防ぐために日光を当てようと、2日間外に置きました。曇りだから大丈夫だろうと思っていたら、あっという間に枯れてしまったんです。貴重な苗を何個も失ってしまいショック…

ハイドロボール表面は乾燥しやすく、まだ十分に根が張っていない苗たちは乾燥に耐えられず枯れてしまったようです。

改善ポイント

外環境に置きっぱなしにしない

最初は直射日光を避け、成長と共に日の当たる場所へ移動する

適切な水分量をキープする

失敗原因③:温度管理

ハイドロボールの隙間から顔を出しているペチュニアの苗。小さな本葉がわずかに見えている。

ペチュニアの栽培は、20℃前後が理想です。15℃以下では成長が止まり、逆に高温すぎると過熱で弱ります。昼夜の温度差は10℃以内に保つ必要もあります。

今回は4月8日に種まきし、気温22℃前後、水温20~22℃という環境でした。

春先は寒暖差があるので、できるだけ木漏れ日が入り暖かい室内で種まきしてみました。夜間は室内に入れるなど対策したつもりでしたが、温度が低かったのかなと予想しています。

改善ポイント

水温の計測を行い、寒い場合は室内管理や保温対策を検討する

失敗原因④:光量不足

ブラインドが下りた窓辺に置かれている、ハイドロボール入りポット。小さなペチュニアの苗が見える。

苗が順調に育たなかった原因の一つとして、光量不足も考えています。ただし、光を当てようと外に出すと、前述したとおり乾燥も進んでしまいます。光量確保と乾燥防止のバランスがとてもむずかしいと感じました。

改善ポイント

発芽したばかりの苗を外に出しっぱなしにしない

最初は直射日光を避けた明るい日陰に置く

成長と共にだんだん日の当たる場所へ移動する

適切な水分量をキープする

次回の挑戦プラン

準備するもの

一般的な土栽培とは異なりますが、初心者にも揃えやすい材料ばかりです。

•	ペチュニアの種
小粒のハイドロボール、種まき用の小さいポット、底面潅水用の容器、霧吹き、水温計の画像
  • ペチュニアの種
  • 小粒のハイドロボール
  • 種まき用の小さいポット
  • 底面潅水用の容器
  • 霧吹き
  • 水温計:100均の観賞魚コーナーで購入

上記の資材に加えて、「スポンジ」など種が落ちないようクッション代わりになる資材を追加します。

ちなみに…今回種まきした「よく咲くペチュニア:バカラiQシリーズ」はこんな特徴があります。

  • 花色豊富な人気の中輪咲き
  • 花弁が雨に強く、雨後の回復も早い
  • 長期間咲き続ける

いろいろな花色が入っている商品なので、どの子が咲くのか楽しみですね。

ハイドロボールでの種まき方法|発芽率を上げるには?

ハイドロボールの洗浄

ハイドロボールをしっかり洗い、余分な汚れや粉を取り除きます。

ポットにハイドロボールを入れる

日が当たりやすいように、ポットいっぱいにハイドロボールを入れました。

種をまく

「スポンジ」など種が落ちないようクッション代わりになる資材にまく。

水やりは底面潅水と霧吹きで
しっかり根が張ってくるまでは、種が乾かないよう注意

底面潅水用の容器に、ポットの高さ1/3くらいが浸かるよう水を入れました。さらに、底面潅水だけでは表面が乾くので、霧吹きでも種を保湿します。私は1日1回霧吹きで水をかけていました。

発芽には光が必要
ブラインドが下りた窓辺に置かれている、ハイドロボール入りポット。小さなペチュニアの苗が見える。

ペチュニアの種は好光性(光発芽性)種子なので、新聞紙などで暗くしなくて大丈夫。通常は7〜10日で発芽しますが、栽培時は8日目に芽が見えてきました。

好光性種子(こうこうせいしゅし)とは

  • 発芽に光を必要とする植物の種子のこと。
  • 光発芽種子(ひかりはつがしゅし)や明発芽種子(めいはつがしゅし)とも呼ばれる。
  • 種まき後に土をかける必要がないか、ごく薄く土をかける程度で発芽する。

ペチュニアの水耕栽培を成功させるコツ|温度・光・水分・肥料管理のポイント

過湿と乾燥を防ぐ

他の植物をハイドロボールで育てた時は、発芽さえしてしまえば、それほど神経質にならなくても問題ありませんでした。しかし今回は、苗があっという間に枯れてしまいました。

底面給水はポットの1/3が水に浸かるくらいで十分なように感じましたが、発芽しても安心せずに、1回/日でいいので霧吹きを使って保湿するのが大事だと感じました。

いきなり直射日光に当てない

徒長を防ぐために、発芽したら徐々に日光に慣らす必要があります。ペチュニア苗があっという間に枯れてしまったことから、もっと慎重に管理した方が良かったと反省しています。

最初は直射日光を避けた明るい日陰に置き、成長と共にだんだん日の当たる場所へ移動しましょう。

適した温度環境を保つ

ペチュニアの栽培は、20℃前後が理想です。気を付けているつもりでも、意外と適切な温度に保つのは大変。春先は寒暖差があるので、注意が必要だなと感じました。

水温の計測を行い、寒い場合は室内管理や保温対策を検討する。

肥料はいつから?

土栽培では、本葉が2~3枚出した頃に肥料を与え始めるのが一般的です。しかし、ハイドロボールは肥料分を全く含んでいません。

同じようなハイドロボール栽培をした時に、のんびりしすぎて葉が黄色くなってしまった経験から、双葉が見えたらすぐに与え始めました。

私が使用したのは「微粉ハイポネックス」(株式会社ハイポネックスジャパン)。水耕栽培用の濃度1000倍に希釈して、ポットの1/3が浸かるくらいの量を与えています。

天候や栽培場所によって、様子は大きく変わると思います。小さな苗の時期は特に、こまめに様子をチェックして大事に育ててあげましょう。

ハイドロボールでペチュニアの種まき メリット・デメリット

メリット

  • 土処分の手間がなくなる
  • 再利用可能で経済的&エコ
  • 軽くて汚れにくい

ハイドロボールの使い勝手の良さに加えて、土処分の手間がなくなるということがメリット。

今回の種まき方法では、残念ながら失敗に終わってしまいましたが、栽培方法を見直すことで花を咲かせられることに期待したいです。

デメリット

  • 発芽率は土栽培に劣る
  • 水分管理が難しく、表面の乾燥にも注意
  • 肥料を与える手間

反対に、デメリットはやはり発芽率の低さです。すき間が多いハイドロボール。小さい種が底の方に沈んでしまい、発芽できなかったのではないかと予想しています。

さらに、一般的な種まきの感覚と違う点も、手間と難しさを感じるかもしれません。例えば、「(私の感覚ですが…)ハイドロボールの表面は乾燥しやすい」「肥料を与え始めるタイミングが早い」といったことです。

特に種まきから根がしっかり張るまでの初期段階では、1回/日でいいので様子を確認し丁寧にお世話することが大事だなと感じました。

まとめ

ハイドロボールを使ったペチュニアの種まきは、土処分のストレスを大幅に軽減できる一方で、小さい種の管理には細やかな工夫が必要でした。この失敗経験から、また次回種まきに挑戦したいと思います。

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モカ
モカ
ガーデニング歴6年の主婦
おしゃれなグリーンライフにあこがれてガーデニングを始めたものの、大量の土の処分という壁にぶち当たる。「はじめやすい」「つづけやすい」「てばなしやすい」ガーデニングのアイデアを模索中…

小花好き
家計のために野菜の栽培にも挑戦中
オリジナリティを出して失敗しがち
おばあちゃんになってもガーデニングを楽しむのが目標!
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