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初心者OK!ハイドロボールでビオラの種まきをする方法

6つの鉢につまようじでビオラの種をまいている様子
モカ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
昨年はハイドロボールでパンジーを育て、かわいい花を咲かせることができました。
今年はその経験を活かして、ビオラの種まきに挑戦します!

「ハイドロボールで本当に発芽するの?」
「土を使わなくても育てられるの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、初心者でもできるビオラの種まき方法や発芽のコツ、管理のポイント、失敗しやすい注意点を、写真付きでわかりやすく紹介します。

この記事は、こんな方におすすめです。
  • 土を使わないガーデニングに興味がある
  • ハイドロボールなど、使いまわしできる資材で育ててみたい
  • ビオラの種まきから発芽までを詳しく知りたい

ハイドロボールでビオラの種まきはできる?

6つの鉢から発芽しているビオラの苗たち
ビオラの種を、ハイドロボールにまいて発芽させることは可能です。
ビオラの種まき方法は、土だけでなくスポンジやキッチンペーパーを使う方法もあります。ハイドロボールを使用した方法は一般的ではありませんが、特別難しいということはありません。
どの方法も共通して、温度・光・水分の管理がうまくいかないと発芽は難しくなります。最適な環境を整えてあげることが大切ですね。私が実際に試した中では、ハイドロボールの成功率がいちばん高かったのでおすすめですよ。

土vsハイドロボール どちらの種まきが良い?

最も一般的な土での種まきハイドロボールでの種まきはどんな違いがあるのでしょうか?今回の種まき結果をもとに、それぞれの特徴をまとめてみました。
項目ハイドロボール
発芽率87.9%75%以上(種の商品情報より)
水やり毎日
底面給水と霧吹きで調整
表面が乾いたら
ジョウロなどでやさしく水やり
清潔さ無菌で汚れにくい土汚れ、虫の心配あり
再利用可能(洗浄・消毒・乾燥)可能(消毒・再生材の使用等)
片付け再利用可処分が手間
コストやや高い安価で始めやすい
ポイント
「清潔さ」や「エコ」を重視するならハイドロボール
「コスパ」や「安定感」を求めるなら土

どんな人におすすめ?

どちらもそれぞれの良さがあります。
自分の生活スタイルに合った方法を選んで、ビオラの成長を楽しんでみてください。
ハイドロボールがおすすめ
室内で清潔に種まきしたい
土の処分が手間に感じている
虫が苦手
土がおすすめ
庭がある
コストを抑えたい
基本のやり方で種まきしたい

ビオラの種まき|基本情報

種まきに適した時期

ビオラの種まきは、地域や気温によって適期が異なります。

  • 暖かい地域:8月〜10月
  • 寒い地域:3月〜4月、または7月〜8月
温暖地では、暑さが和らぎ気温が安定する「秋」が初心者向けのおすすめ時期です。

最近は9月になっても残暑厳しく、いつ種をまけばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。私の場合、昨年は11月初旬に種まきを行い、開花は翌年の3月でした。今年はクリスマスシーズンに花を飾りたくて8月から種まきしたのですが、発芽まで至らず何度も失敗(;´Д`)
最終的に発芽したのは、9月27日に種まきしたものです。暑い時期の発芽管理の難しさを痛感しています。
ポイント
種まき時期は、「お住まいの地域の気温」と「咲かせたい時期」の2点を意識して調整する。

種まきに適した温度

ビオラの種は15〜20℃での発芽が最も安定します。
25℃を超えると発芽率が下がるため、涼しい環境での管理が大切です。
ポイント
暑い時期に種まきをする場合は、保冷材や冷蔵庫を使用することで、発芽に適した涼しい環境を作ることができます。

嫌光性種子とは?

ビオラの種は「嫌光性種子」と呼ばれ、光に当たると発芽が抑制される性質があります。
  • 暗い環境で発芽率が高くなる
  • 「暗発芽種子」とも呼ばれる
  • 発芽に光が必要な種は「好光性種子」と呼ばれる
ポイント
種まき後は、濡らした新聞紙やアルミホイルなどで光を遮る。

ハイドロボールで挑戦!ビオラの種まき

一般的には「種まき用の土」を使いますが、ハイドロボールでも簡単に種まきができます。特別な資材は不要で、身近なものでスタートできますよ。
また、暑い時期に保冷環境を整えて発芽させたい場合、土を室内に持ち込まずに管理できるのもメリット。さらに、衛生的で、虫が湧きにくい点も嬉しいポイントですね。

準備するもの

  • ビオラの種
  • ハイドロボール(小粒タイプ)
  • つまようじ
  • 小さめの鉢(3号前後)
  • 鉢を入れる容器
  • アルミホイル(遮光用)
  • 霧吹き
  • 温湿度計(あると便利)

使用した種について

今回使用したのは「アップフェイス咲き」のビオラ。
やや上向きに咲く特性があり、寄せ植えや撮影にもぴったりです。
どんな花色のビオラに出会えるか、今から春が楽しみです♪

種まきの手順

購入した種を、冷蔵庫に1週間ほど入れる
寒い環境に置いたあと種まきすることで、発芽のタイミングが揃います。
ハイドロボールの洗浄
ハイドロボールを洗浄し、汚れた水が溜まっている様子
新品のハイドロボールは粉や汚れをしっかり洗い流し、清潔な状態にします。にごりが出なくなるまで水を変えながら洗うのがポイント。

一度使ったハイドロボールを再利用する場合は、使用前にしっかり洗浄・消毒して清潔にしておきましょう。

ハイドロボールの再利用方法は、こちらの記事でも解説しています。
ハイドロボールの再利用方法|洗浄から保管までの5ステップ
ハイドロボールの再利用方法|洗浄から保管までの5ステップ
鉢にハイドロボールを入れる
6つの黒い鉢にハイドロボールを入れている様子
種をまく
6つの鉢につまようじでビオラの種をまいている様子
つまようじを水で湿らせ、先端で種を拾ってハイドロボールの上に置きます。ばらまきでもOKですが、重ならないように調整します。
ハイドロボールをかける
まいたビオラの種の上にハイドロボールをかけている様子
種が少し隠れる程度に、ハイドロボールを軽くのせます。
アルミホイルで遮光する
鉢の上に、アルミホイルをかけている様子
ビオラは嫌光性のため、発芽までは光を遮る必要があります。
アルミホイルや紙などで鉢の上を覆いましょう。
昼間は冷蔵庫、夜間は冷蔵庫の外に置く
冷蔵庫に入れっぱなしにすると発芽が遅れたり、カビが発生することもあるようです。そのため、日中は冷蔵庫内で保冷管理、夜間は冷蔵庫の外で管理しました。
霧吹きで水やりし乾燥を防ぐ
ビオラの種まき後、霧吹きで水やりしている様子
種が乾燥してしまわないように、霧吹きで保湿します。
私は1日1回霧吹きで水をかけていました。
一般的には10~15日で発芽しますが、今回は10日目に芽が見えてきました(*´▽`*)

発芽までの様子

1鉢に5~6粒ずつまき3~6発芽しました。発芽率は87.9%という結果でした。
商品説明では、発芽率75%以上と書かれているので、土栽培と変わらないと言えそうです。
実際の発芽の様子を、写真で詳しくご紹介します。
#Day0 | 9月27日
種まき

#Day6 | 10月3日
発根
種まき後6日目 種から白い根が見え始めた様子
種から白い根っこが出ているのを確認!
他の種も水分を含んでぷっくり膨らんでいます。
#Day10 | 10月7日
発芽
種まき後10日目 ビオラの種が発芽した様子
双葉も見え始めました。
#Day12 | 10月9日
種まき後12日目 ビオラの双葉次々と顔を出している様子
発芽したので、遮光と冷蔵庫での保冷は終了
室内の窓辺において、少しずつ日の光に慣らしていこうと思います。
発芽さえしてしまえば、気温が25度以上になっても成長するそうです。

発芽後の管理で気をつけること

発芽したばかりのビオラの苗はとてもデリケートで、少しの環境変化でも枯れてしまうことがあります。ここでは、実際に育ててみて「これは大切!」と感じたポイントを3つにまとめました。
環境や条件によって最適な方法は異なるので、ご自身の条件に合わせて調整してみてください。

過湿と乾燥を防ぐ

底面給水で、鉢底に水が溜まっている様子
発芽直後は根がまだ弱いため、水切れは大敵です。ただし、水を与えすぎると根腐れの原因にもなってしまうので、バランスが大事だなと感じました。
ポイント
底面給水(ポットの1/3~1/4が浸かるぐらい)と1日1回霧吹きをして表面を湿らせる
根が伸びてきたら、底面給水だけで大丈夫
長期間同じ水を使うと雑菌が繁殖するため、定期的に水を交換する

徐々によく日の当たる場所へ移動する

6つの鉢が窓辺に置かれている様子
発芽したら遮光する必要はありません。むしろ光が不足すると徒長(ひょろひょろ伸びる)して、後の成長が弱くなってしまいます。だからといって、いきなり外に出して日光を当てると、枯れてしまうこともあります。まだ小さな苗の時期は、少しずつ慣らしていくことが大事です。
ポイント
徒長を防ぐために、発芽後は遮光しない
最初は直射日光を避け、徐々によく日の当たる場所へ移動する

肥料はいつから?

土には養分が含まれているので、本葉が2~3枚になった頃に肥料を与え始めるのが一般的。しかし、水耕栽培では養分を自分で補う必要があります。
私は以前、ハイドロボール栽培で葉が黄色くなった経験があったため、今回は双葉が開いた段階で肥料をスタートしました。土栽培と比べると、早い時期から肥料が必要になります。
ポイント
双葉が出たら肥料を与え始める
水耕栽培用の液体肥料を規定量に薄めて与える

種まきでよくある失敗と対処法

私自身、種まきに失敗した経験があります。ここでは、私の経験から「これが原因かも」と感じた点や、同じ失敗を防ぐための対処法をまとめました。同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

発芽しない原因と対策

種をまいたのに、なかなか芽が出ない…。
そんなときは、「温度」「光」「水」の3つを見直してみてください。
キッチンペーパーにまかれた種とつまようじの先についている発根した種
キッチンペーパーやスポンジを使って発芽させる方法も一般的です。しかし、私の結果は残念ながら惨敗( ノД`)シクシク… 12粒まいて1粒だけ発根という厳しい結果でした。原因として考えたのは次の2つです。
  • スポンジに水分を含ませすぎた:呼吸できず、酸素不足で発芽しなかったのかも。
  • 温度管理の不足:まめに保冷剤を交換することができなかったので、ズボラな私向きではなかった。冷蔵庫を使ったほうが、より温度が安定して管理しやすいと感じた。

カビの発生

ビオラの種まきでは、カビが発生しやすいのも注意点です。特に夏場は保冷のために密閉気味に管理することが多く、風通しが悪くなりがちです。
ポイント
未洗浄の物は雑菌の温床になるので、清潔なハイドロボールや容器を使う
乾燥を気にするあまり湿らせ過ぎるのも要注意

徒長してしまう

徒長気味のビオラの発芽苗
ビオラの芽がヒョロヒョロと細長く伸びてしまう状態を「徒長」と呼びます。徒長した苗は茎が弱く、風や水やりで倒れやすくなるため、その後の生育にも影響します。
主な原因は以下の3つです。
  • 光不足:発芽後に十分な光を当てていない。
  • 温度が高すぎる:25℃以上の環境では間延びしやすい。
  • 水分過多:常に湿っていると、根がしっかり張らず弱々しくなる。
ポイント
発芽後はできるだけ日当たりの良い場所に置く。
室内で栽培するのであれば植物用LEDライトを活用する。
水位を鉢の1/3程度に保ち、空気層を確保する。

ハイドロボールを使うメリット

不要になった土がたくさん置かれている様子
私が水耕栽培に挑戦してみようと思った大きな理由は、「土の処分問題」でした。植物を育てていると、使い終わった土がどんどんたまっていき、処分に困ることがありますよね。
そこで注目したのが「ハイドロボール」です!
土を使わずに植物を育てられるうえ、処分の手間がかからないのが大きなメリット。さらに、軽くて清潔・再利用しやすいため、ベランダガーデニングにもぴったりです。
ハイドロボールの特徴(保持力、軽量、清潔、再利用できる)を示した図解
パンジーやビオラの栽培といえば、土を使うのが一般的ですが、エディブルフラワーとして屋内で水耕栽培されることもあります。とはいえ、我が家には専用の植物用LEDライトもなく、同じような環境を整えるのはなかなか難しい状況……。そこで今回は、手元にある資材だけで工夫して、オリジナルの方法で水耕栽培に挑戦してみることにしました。

Q&A

私の経験をもとに、ハイドロボールを使った水耕栽培のQ&Aをまとめました。
Q
種まきには、小粒と中粒どちらが適している?
種まきには「小粒」が扱いやすいです。
Q
根腐れ防止剤は必要?
底穴のない容器(ガラス瓶、コップなど)で栽培する場合は必要だと思います。
今回のように「二重鉢」にして、定期的に上から内部の汚れを流すように水をかけ、外側の鉢や容器を洗浄していれば必要ないと思います。何回もこの方法で栽培していますが、幸い根腐れしたことはありません。
Q
ハイドロボールに種をばらまいても発芽する?
ハイドロボールに種をばらまいても発芽します。
しかし、ペチュニアのような小さい種ほどハイドロボールの隙間に落ちて発芽率が低下することがあります。こういった場合は、少し手間ですがスポンジやキッチンペーパーなどで発芽させてから移植するほうがより確実だと思います。
Q
発芽しないのはなぜ?
蒔いた種が発芽しないときは、「温度」「光」「水」という3つの要素を確認してみてください。詳しくは、同記事内の「種まきでよくある失敗と対処法」でまとめています。
Q
ハイドロボールの再利用、捨て方は?
ハイドロボールの再利用方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ハイドロボールの再利用方法|洗浄から保管までの5ステップ
ハイドロボールの再利用方法|洗浄から保管までの5ステップ
再利用できなくなったハイドロボールは、不燃ごみとして処分するケースが多いようです。ただし、地域によって扱いが異なるため、お住まいの自治体ルールに従ってください。

まとめ

今回は、ハイドロボールを使ったビオラの種まきをご紹介しました。
発芽率87.9%!
初心者でも発芽を楽しめる
土を使わないから清潔
室内管理もしやすい
「土での種まき」も「ハイドロボールを使った種まき」もメリット・デメリットがあります。自分の環境に合わせた方法を選ぶとより種まきがラクに楽しめますね。

ビオラの花言葉は「静かな喜び」「幸福な思い出」です。
幸せをいっぱい感じられるように、これからのお世話も頑張っていきたいと思います。

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モカ
モカ
ガーデニング歴6年の主婦
おしゃれなグリーンライフにあこがれてガーデニングを始めたものの、大量の土の処分という壁にぶち当たる。「はじめやすい」「つづけやすい」「てばなしやすい」ガーデニングのアイデアを模索中…

小花好き
家計のために野菜の栽培にも挑戦中
オリジナリティを出して失敗しがち
おばあちゃんになってもガーデニングを楽しむのが目標!
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