土の処分問題を解決!「木から生まれた土」で育てる夢色スミレ(パンジー)の冬越し

ガーデニングを楽しみたいけれど、たまっていく不要な土の処分に困ったことはありませんか?
この記事では、可燃ごみとして処分できる「木から生まれた土」を使い、夢色スミレ(パンジー)を育てた様子をご紹介します。
普通の培養土とどう違うの?

そんな疑問を持ったので、「一般的な培養土」と「木から生まれた土」を使って成長の様子や使用感を比べてみました。
種をまき、発芽するまでは差がなかった苗たち。
しかしその後は、同じように育てているのに、成長具合にハッキリと違いが出てきました。他にも、日々のお世話で感じたことを徹底解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ。
- 土の処分に悩まず、もっとガーデニングを楽しみたい方
- 「木から生まれた土」の使用感が知りたい方
- パンジー・ビオラの花が大好きな方
おさらい ~2ヶ月間の成長を振り返る~
ガーデニングで困りがちな土の処分問題を解決しよう!

ガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土がたまって困る…

そんな経験はありませんか?
多くの自治体では土のゴミ収集を行っておらず、いざ捨てようと思うと結構大変。
再利用する方法もありますが、手間と時間がかかるため、ちょっとハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、今回は燃えるごみとして「捨てられる土」だけで、夢色スミレの種まきや栽培にチャレンジしてみました!
また、一般的な「種まき用の土」や「培養土」で育てた場合と比べて、成長や育てやすさなども徹底チェックしてみたいと思います。
今回使用した「捨てられる土」について

いろいろなメーカーさんから「捨てられる土」の販売がありますが、今回使用したのは、株式会社ハイポネックスジャパンさんの「木から生まれた土」です。
軽量で繰り返し使え、使い終わった後は燃えるゴミとして処分できます。
感触は、土というより木屑を触っているようなイメージです。
私と同じように、土の廃棄に悩む方にとってはとても便利なこの商品。
しかし注意点としては、軽い素材なので高さのある植物には向かない、また土が乾燥しやすいなどということがあるそうです。
園芸店、ホームセンター、ネットショップなどでも手軽に手に入るので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
種まきから2ヶ月「夢色スミレ」はどう育った?

今回は、サカタのタネさんの「夢色スミレ」の種をまきました。
11月6日に種をまき、12日目で発芽を確認!最終的に発芽したのは、3粒中2~3粒でした。
また、「種まき用の土」を使った場合と比較して、発芽率や育てやすさなどについてまとめると以下のような結果になりました。
- 発芽した後から、徐々に成長に差が出てきた
- 「種まき用の土」の苗は、葉が小さめで本葉は1~2枚になった
- 「木から生まれた土」の苗は、葉が大きめで本葉は2~3枚になった
- 土の乾き具合は同じ
12月中旬頃から気温もグッと下がり、冬らしい寒さが続いています。さあ、これからが冬本番!寒さを乗り越えて、順調に大きくなってくれるでしょうか?

「夢色スミレ」の成長記録
~1月の様子~
わたしが住んでいるのは、「暖地」と呼ばれる地域です。
1月の平均最高気温は11.6℃、平均最低気温は2.6℃でした。
雪がうっすら積もることもありますが、今年はまだありません☃

右:「木から生まれた土」で育てた苗

「培養土」の苗も「木から生まれた土」の苗も、やっと本葉が2~3枚出ただけの小さい苗です。


葉が大きくて生育が良さそうな苗もあります。


まだまだ小さいですが、寒さに耐えながらちょっとずつ成長しています。


ここまで特に肥料は与えていません。元々土の中に含まれていた肥料分だけでも、順調に大きくなってくれました。
いつも肥料の加減をどうすればいいか迷うのですが、いろいろ考えずに済むのがうれしいですね。
~2月の様子~
平均最高気温は12.0℃、最低気温1.9℃でした。
まだまだ寒い日がいていますが、昼間は春のような陽気の日もありました。
花壇の球根の芽も顔を出し、春の気配を感じます。


どちらの苗も頑張って成長しているのですが、「木から生まれた土」の方が大きいです。よりはっきりと、成長の差を感じるようになってきました。
これは肥料の種類?それとも水はけ?による影響なのでしょうか(。´・ω・)?


暖かい日差しが射す日も出てきました。
まだ大丈夫だろうと思っていたら、土がすっかり乾いていてビックリ!
だんだん土の乾き具合も変わってきたので、気をつけなければいけませんね。


葉の数が全然違う(゚д゚)!
「培養土」の苗は成長が止まってる?と思うほど小さい苗もあり心配です。


まだ蕾はまったく見えませんが、少しずつボリュームが出てきました。
これから春の暖かさと共に、成長が加速するといいなと思っています。
【培養土 vs 木から生まれた土】成長と管理の違い
成長の違い

「木から生まれた土」で育てた方が、より大きく育った印象です。
まだ蕾も見えず小ぶりな苗たちですが、調子を崩すことなくゆっくりと成長しています。
管理しやすさ

培養土の場合:
水やり時に土がフワフワと浮いて、特に小さい苗が土に埋もれがちでした。

木から生まれた土の場合:
初回の水やりは水分吸収に時間がかかるものの、その後はすぐに水が行き渡り浮いてくることはほとんどありません。
時間が経つほど、土がだんだん目減りしてしまう心配もなくなりました。
また、土の乾き具合や水やり回数に大きな違いはなく、どちらも同じ印象です。
今回のパンジー栽培では、「木から生まれた土」は使い勝手が良く私の好みでした。しかし、「培養土」も「木から生まれた土」もそれぞれ良い点があります。育てる環境や植物などによって使い分けられると、もっと楽しいガーデニングになりそうですね。
まとめ

株式会社ハイポネックスジャパンの「木から生まれた土」という捨てられる土を使って、夢色スミレの栽培にチャレンジしています。
一般的な「種まき用の土」と「木から生まれた土」を比べつつ、11月、12月の様子をお届けしました。
種まきから3・4ヶ月目の様子をまとめると…
- 「木から生まれた土」の方が成長!
「培養土」より「木から生まれた土」を使って育てた苗の方が、より大きく成長しました。肥料がすでに配合されている土は、初心者でも育てやすいと思います。 - 水やりもスムーズ!
「木から生まれた土」を実際に使ってみると、水やりのたびに土がふわっと浮いてきません。ちょっとしたイライラがなくなり、育てやすいと感じました。また、土の乾き具合や水やり回数に大きな差はありませんでした。
春が近づいて、園芸店やホームセンターなどではパンジーやビオラのポット苗が春先までたくさん販売されています。
繊細で可憐な色、ユニークな形など、たくさんの品種があって選ぶのも楽しいですよ。
ガーデニング初心者の方も、ぜひ一緒にパンジー・ビオラ栽培にチャレンジしてみませんか?そして、わが家のパンジーの成長記録も、どうぞお楽しみに。