土処分にお困りの方必見!【木から生まれた土】でネモフィラ栽培〈開花結果を大公開〉
土の処分に困らないガーデニングのアイデア7選

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ベランダガーデニングのいちばんの悩み、それは「使い終わった土の処分」ではないでしょうか?
多くの自治体では土のゴミ収集を行っておらず、販売店や専門業者に引き取りをお願いするというのが一般的な処分方法です。このような土処分の手間だけでなく、保管スペースが足りなかったり、汚れも気になります。
そんな方におすすめなのが、土を使わない・または簡単に処分できるガーデニング方法です。私自身が実際に育ててみて、「これは使える!」と感じた7つの方法を、メリット・デメリットとともにご紹介します。
最大の難点は、土栽培に比べて育てられる植物が減ってしまうことです。
しかし、あなたのライフスタイルに合った育て方が見つかれば、これからも長く、そしてもっと気軽にガーデニングを楽しめるかもしれません。
こんな方におすすめ
- ガーデニングスペースが狭い
- 不要な土の処分に悩んでいる
- 管理がラクなガーデニングのアイデアを探している
※ご紹介している資材や植物の処分方法は、お住まいの地域のルールをご確認のうえ、適切に処分してください。
Contents
ハイドロカルチャーで観葉植物を育てる

ハイドロカルチャー(Hydro(水)+Culture(栽培))という名前の通り、土を使わずに植物を育てる方法のこと。または、ハイドロボールなどの土に代わる培地を使った観葉植物の水耕栽培を指します。
グリーンインテリアとして、飾るだけでお部屋がグッと華やかになります。
メリット
- 虫がわきにくく、室内でも清潔に管理できる
- 水やりのタイミングが分かりやすい。
- 見た目がおしゃれでインテリア性が高い
- 培地(ハイドロボールなど)の再利用や廃棄がしやすい
デメリット
- 根腐れのリスクがある
- ハイドロカルチャーに向かない植物もある
- 容器の洗浄など、定期的なメンテナンスが必要
土に代わる素材は、どんな種類がある?
- ハイドロボール
- ゼオライト
- カラーサンド
- 炭
- スポンジ状の素材など
水耕栽培で野菜を育てる

水耕栽培とは、土の代わりに水と栄養液だけで育てる方法です。
わが家の狭いベランダでも、トマトなどを収穫することができました。育てる楽しさだけでなく、食べる楽しさもある格別な体験です。
メリット
- ベランダなど狭いスペースや室内でも栽培できる
- 環境が整えば、通常の土栽培に比べて成長が早く、収量も安定する
- 水やりのタイミングが分かりやすい
- 培地(ハイドロボールなど)の再利用や処分がしやすい
デメリット
- 根腐れのリスクがある
- 容器の洗浄など、定期的なメンテナンスが必要
- 水耕栽培に向かない植物もある
水耕栽培で花を育てる


水耕栽培といえば、観葉植物や野菜を育てることが一般的です。
しかし私は「お花だって育てられるのでは?」という発想から、いろいろな花の栽培に挑戦しています。今まで育てた花は【パンジー】【アリッサム】【ネモフィラ】【コスモス】【千日紅】【ペチュニア】。
水耕栽培ならではの難しさはありますが、写真のように可憐な花をたくさん咲かせてくれましたよ。
メリット
- 土栽培と変わらない発芽率や成長が見られる種類がある
- 水やりのタイミングが分かりやすい
- 培地(ハイドロボール)の再利用や処分がしやすい
デメリット
- 種から育てなければいけない
- 土栽培とは異なる管理の難しさがある
- 水耕栽培に向かない植物もある
可燃ゴミとして「捨てられる土」で育てる

いろいろなメーカーさんから、可燃ごみとして「捨てられる土」の販売があります。
ピートモスや木質チップなどの植物性原料が使われており、使い終わったら可燃ゴミとして処分することができます。
写真は、株式会社ハイポネックスジャパンさんの【木から生まれた土】という商品。
建材の端材などで作られていて、土というより木屑のような軽い感触でした。
メリット
- 栽培後、可燃ゴミとして簡単に処分できる
- 軽くて持ち運びしやすい
- 上記の水耕栽培などに比べると、栽培できる植物が多い
デメリット
- 商品や量によっては、培養土よりコストがかかる
- 水を含むと目減りするなど使用感が異なる
- 樹高の高い植物には向かない


土処分にお困りの方必見!【木から生まれた土】で育てるネモフィラ〈冬越し成功のコツをレポート〉

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土がなくても花が咲く植物:コルチカム/マジックアマリリス

【コルチカム】は和名イヌサフランとも呼ばれ、【マジックアマリリス】はオランダで開発された特別なアマリリスです。どちらの球根も、お気に入りの器などにポンっと置くだけで美しい花が楽しめます。
土だけでなく、水やりや肥料を与える必要もないというのは、ちょっと不思議な感覚です。
メリット
- 究極に手間がかからず、開花を楽しめる
- 初心者でも失敗しにくい
- インテリアとしてユニークな演出が可能
デメリット
- チューリップなど定番の球根に比べると割高
- コルチカムの球根や花、葉には強い毒性がある
- 球根を増やすなど長期的に育てていく場合は、土栽培への切り替えが必要
水だけで育つ植物① 花の球根


【ヒヤシンス】【ムスカリ】【チューリップ】などの球根を容器にセットし、根の成長や花の開花を室内で楽しむことができます。
容器は美しいデザインや、リーズナブルな価格のものなど、種類も豊富です。お部屋を華やかにするインテリアのひとつとして、楽しんでみてはいかがでしょうか。
メリット
- 手軽に育てられる
- 病害虫のリスクが低く、室内でも清潔に管理できる
- 土栽培よりも成長が早く、短期間で開花を楽しめる
デメリット
- 根腐れを防ぐために、水換えが頻繁に必要
- 長期的に育てていく場合は、土栽培に切り替える必要がある
- 水栽培で育てられる球根植物は限られる
水だけで育つ植物② アボカドの種

アボカドは、水栽培と土栽培どちらでも育てられます。
身近な食べ物の栽培は子どもの興味を引き、自由研究や自主学習のアイディアにもピッタリです。種が割れて根や芽が出てくる様子に、息子も驚いていました。
メリット
- 低コストで始めやすい
- 管理が簡単
- 身近な食べ物から発芽させるおもしろさ
デメリット
- 芽が出ない場合もある
- 大きく成長させたい場合は、土栽培に変える必要がある
- 果実を収穫するにはとても時間がかかる
合わせて読みたい

スーパーのアボカドで楽しむ!初心者でもできる水栽培の記録
まとめ

土の処分に困らないガーデニングのアイデア7選をご紹介しました。どのアイデアも、はじめやすい・つづけやすい・てばなしやすいと感じた私のおすすめの方法です。気になる方法はありましたか?
私がガーデニングを始めた時、土は絶対必要な物というイメージがありました。そして、気軽に購入した土の処分にこんなに悩むことになるなんて想像もしていませんでした(´Д`) もし、私と同じような悩みを抱えている方がいらっしゃったら、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
楽しいガーデニングをこれからも長く続けられるように…
皆さんのライフスタイルに合ったガーデニングを、一緒に探してみませんか?