土処分にお困りの方必見!【木から生まれた土】でネモフィラの種まきに挑戦
mocha
わたしのポケットガーデン
ガーデニングで使い終わった土の処分にお困りではありませんか?
可燃ごみとして捨てられる【木から生まれた土】なら、通常のごみ収集で簡単に処分できます。
この記事では、【木から生まれた土】を使ったネモフィラ栽培の開花期の様子をご紹介しています。また、私が感じた一般的な「培養土」との違いや使用感、注意点も解説します。
再利用や処分がラクな土を探している方や、【木から生まれた土】の使用感が知りたい方におすすめの内容です。
ガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土がたまって困る…
そんな経験はありませんか?
多くの自治体では土の収集を行っておらず、いざ捨てようと思うと結構大変。
再利用する方法もありますが、手間と時間がかかるため、ちょっとハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、今回は可燃ゴミとして「捨てられる土」のひとつ【木から生まれた土】を使って、ネモフィラの栽培にチャレンジしてみました!
また一般的な「培養土」と比べながら、発芽率や育てやすさなども徹底チェックしてみたいと思います。
いろいろなメーカーさんから「捨てられる土」の販売があります。一般的には、ピートモスやココピート、木質チップなどの植物性原料が使われています。
今回使用した株式会社ハイポネックスジャパンさんの【木から生まれた土】は、建材の端材などで作られているそう。だから、土というより木屑を触っているような感触なんですね。
軽量で繰り返し使え、使い終わったら可燃ゴミとして処分することができます。
私と同じように、土の廃棄に悩む方にとってはとても便利なこの商品。
しかし、軽い素材であるがゆえに高さのある植物には向かない、また土が乾燥しやすいという注意点もあるそう。
果たして、この土はネモフィラ栽培に向くのでしょうか?
11月6日にネモフィラの種をまき、7日目でひとつめの発芽を確認!最終的に発芽したのは、6粒中4~6粒でした。
「種まき用の土」を使った場合と比較して、発芽率は変わらないという結果でした。
ここまで「培養土」の苗も【木から生まれた土】の苗も、大きな成長の差はありませんでした。また、【木から生まれた土】は乾燥しやすいと書かれていましたが、どちらの土も乾燥具合や水やり回数に違いはないように思います。
さらに、「培養土」は水やりをする時に土がふわっと浮いてしまい、苗が土まみれになってしまうので嫌だなと感じていました。一方で【木から生まれた土】は土が浮くことはほとんどありません。ちょっとしたことですが、日々のイライラがなくなるうれしい発見でした。
私が住んでいるのは、「暖地」と呼ばれる地域です。
今年の3月平均気温は、最高気温16.0℃、最低気温5.4℃でした。春本番のような暖かい日もあれば、冬に逆戻りしたかのような凍える日もあり、寒暖差が激しいです。
開花はまだまだ先かな~と思っていたら、春の陽気に誘われてかわいらしい白い花が咲いていました。あわててセリアのスリットポット(直径13cm)に植え付けました。
小さな苗たちは大きめの鉢に寄せ植え。
「培養土」で育てた苗も開花し始めました。
今年の4月平均気温は、最高気温20.7℃、最低気温11.2℃でした。
暖かさと共に、ぐんぐん成長し花芽もたくさん見えています♪
わが家のベランダは、色とりどりのお花でいっぱいになりました。
5月平均気温は、最高気温23.6℃、最低気温15.5℃でした。
見頃のピークは過ぎ、花茎の下から実を発見。
まだ緑色なので、茎を倒して日に当てることにしました。たくさん種が取れそうです。
緑色の実からとった種は発芽しにくいそう。これから実が枯れて茶色くなり、カラカラになるまで待ちます。種がはじけ飛んでしまっても大丈夫なように、お茶パックをつけておきました。
その後、無事に種取りに成功しました!青、白、紫…来年もいろいろな花色のネモフィラを栽培できそうです。
種まきから200日目。種も採取できたので、今年のネモフィラ栽培は終了することにしました。
「培養土」の片づけはここからが大変。苗と土を選別し、処分するにも再利用するにも手間がかかります。
反対に、【木から生まれた土】は、苗と土をそのままゴミ袋に入れるだけ。土と苗を選別する必要もなく、あっという間に終了しました。
さらに、【木から生まれた土】は再利用することもできます。新しいお花や野菜の栽培などで活用してもいいですね。
種まきから始まったネモフィラの栽培。
全体を通して、「培養土/種まき用の土」と【木から生まれた土】という2種類の土による成長の違いや土の特徴/管理しやすさについてまとめました。
栽培環境などの条件によって結果は異なると思いますが、今回の私のチャレンジが皆さんのお役に立てば幸いです。
成長の違い
月/項目 | 種まき用の土/培養土 | 木から生まれた土 |
11月/種まき〜12月 | 6粒中4~6粒 | 6粒中4~6粒 少しだけ成長が早い? |
1月~2月 | 安定して成長 | 安定して成長 |
3月/植え付け | 中旬に開花スタート | 初旬に開花スタート |
4月 | 開花のピーク | 開花のピーク |
5月 | 茎が伸び、 大きく広がった | コンパクトな 草姿のままだった |
土の特徴/栽培管理のしやすさ
比較項目 | 種まき用の土/培養土 | 木から生まれた土 |
重さ | やや重い | 軽い |
水やりしやすさ | 土がふわっと浮いて小苗が土に埋もれがち | 最初は水分を吸収しにくく、水を含むと量が減る 土が浮くことはほぼなし |
土の乾きやすさ | 水やり回数:ほぼ同じ | 水やり回数:ほぼ同じ 乾きやすく感じることはなかった |
処分方法 | 自宅の敷地に捨てる 販売店・産廃業者に回収依頼するなど | 可燃ゴミ |
再利用 | 可能 | 可能 |
株式会社ハイポネックスジャパンの【木から生まれた土】という捨てられる土を使って、ネモフィラの栽培にチャレンジしてきました。
種まき時期が遅かったこともあり、ネモフィラの花を楽しめたのは2ヶ月ほどでした。期間が短くなってしまったのはちょっと残念でしたが、かわいらしい花をたくさん咲かせてくれて本当にうれしかったです。採取できた種で、来年も栽培を楽しめるといいなと思っています(*^^*)
【木から生まれた土】は軽くて扱いやすく、最後は可燃ゴミに出せるという手軽さが、忙しい方や初心者にもぴったり。乾燥しやすいと感じることもなく、ストレスなく育てられたのが印象的でした。
一方、一般的な「培養土/種まき用の土」も、さまざまな植物に対応できる安心感があり、育て方に慣れている方や自分好みの土配合を楽しみたい方には心強い存在です。
どちらの土もそれぞれに良さがあり、ライフスタイルや育てる植物に合わせて自分に合った「土」を選ぶことが、ガーデニングをもっと楽しむための秘訣かもしれませんね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。